キャリアアップ
介護福祉士の受験資格・資格取得ルートが変わりました
介護福祉士のレベルアップのため、資格取得までのルートが大きく変更されました。これまでは養成施設で2年以上の実務経験を積めば国家試験を受けずに資格取得が可能でしたが、2016年度からは実務経験に関わらず国家試験の合格が必須条件となっています。
※従来は実務経験が「3年以上」あれば国家試験の受験資格が認められていましたが、変更後は「実務経験3年以上」に加えて「実務者研修(450時間)」が義務づけられることになりました。
新キャリアパス制度の概要紹介
新しいキャリアパスでは、介護福祉士や、その上位ランクキャリアとして検討されている「認定介護福祉士」になるまでのルートが明確化されています。
自分の現在のポジションからキャリアアップを目指していく計画を立てやすくなります。
◆認定介護福祉士(仮称)
介護現場マネジメントとして介護福祉士をはじめチームスタッフの全体の管理や技術指導を通じて、サービスレベルの向上を目指します。
◆介護福祉士
介護に関して広く・深く知識や技術を習得し、利用者の状態に応じた適切なケアを実践します。
◆実務者研修
国家資格に次ぐ上級資格。平成28年度(平成29年1月試験)の介護福祉士国家試験から受験資格に「3年間の実務経験」と「実務者研修の修了」が必須になりました。
◆初任者研修修了者(ホームヘルパー2級研修相当)
介護の現場で働くうえで必要になる基礎的知識や技術を習得し、介護福祉士や認定介護福祉士の指示を受けて業務を行います。
国家資格を目指す実践レベルの「実務者研修」について
サービスレベル向上のために、実務経験を積んだうえで介護福祉士を目指している方にも、実務者研修の修了が義務づけられます。
実務者研修では、介護現場で働くうえで求められる「介護過程の展開」「認知症の理解」「医療との連携」等を体系的に学べ、実践的な知識と技術を身につけることができます。




※喀痰吸引等の実施には「実地研修」の修了が必要です。